豪航空各社、バリ島便の運航を中止 火山噴火の影響で

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嵐が近づくなか、シドニー空港に向かうヴァージン・オーストラリア機=6月/David Gray/AFP/Getty Images

嵐が近づくなか、シドニー空港に向かうヴァージン・オーストラリア機=6月/David Gray/AFP/Getty Images

(CNN) インドネシア東部フローレス島のレウォトビ火山が噴火し、同国のリゾート地、バリ島へのフライトに影響が出ている。13日朝までに、オーストラリアの複数の航空会社がバリ島発着便の運航を中止した。

レウォトビ火山では4日に大規模な噴火が発生し、少なくとも10人が死亡した。周囲の町や村が火山灰で覆われ、何万人もの住民が避難を強いられた。

火山活動はその後さらに活発化し、当局が警戒区域を拡大している。AP通信によると、8日には噴煙が高さ約10キロまで達し、火口から8キロの範囲に溶岩や親指ほどの大きさの破片、火山灰が降り注いだ。

オーストラリアのカンタス航空は13日、火山灰の影響で安全が確保できないとしてバリ島発着便の欠航を発表し、今後の状況を注意深く見守る構えを示した。

レウォトビ火山の噴火を受けて避難する学生=7日、/Arnold Welianto/AFP/Getty Images
レウォトビ火山の噴火を受けて避難する学生=7日、/Arnold Welianto/AFP/Getty Images

ジェットスター航空も同日、バリ島のデンパサール空港発着の全便について、少なくとも13日午後2時まで運航を中止すると述べた。

ヴァージン・オーストラリアも、国内のシドニー、メルボルン、ブリスベンとデンパサール空港を結ぶ全便の運航を中止している。

インドネシアは120以上の活火山を抱える火山大国。2018年にはクラカタウ火山の噴火で発生した津波がジャワ島とスマトラ島を襲い、400人以上の死者が出た。

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