ウクライナ北東部にミサイル攻撃、4人死亡 米ロ和平交渉が行われるなか

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米ロの当局者はリヤドのリッツカールトンホテルで会談している/Mikhail Voskresenskiy/SPTNK/AP

米ロの当局者はリヤドのリッツカールトンホテルで会談している/Mikhail Voskresenskiy/SPTNK/AP

(CNN) 米国の代表団は24日、サウジアラビア首都リヤドでロシアの交渉担当者と会談を行った。トランプ米政権が停戦に向けロシア、ウクライナとの個別協議を行う中、ウクライナ北東部スムイではロシアの攻撃により4人が死亡、子どもを含む88人の負傷者が出ている。

ロシア国営RIAノーボスチ通信によると、米ロ協議は12時間以上に及び、24日深夜に終了した。

この会合の前日には、米国の国務省、国家安全保障会議、およびケロッグ特使(ウクライナ担当)のチームメンバーが率いる代表団とウクライナのウメロウ国防相との協議が行われた。ウメロウ氏は協議について「生産的で的を絞った」ものだったと評している。

ロシア大統領府は会談に先立ち、黒海におけるウクライナ産穀物輸出協定とその復活に関連するすべての側面が協議の最優先の議題になると述べていた。

不動産王から外交官に転身し、トランプ政権下で事実上の交渉役を担うウィトコフ特使が率いる米代表団は黒海での海上停戦の可能性に目を向けている。これが和平交渉における最初の好材料となり、30日間の停戦範囲を拡大し、長期交渉につながることを期待しているのだ。しかし、ロシア、ウクライナ、米国の思惑には大きな隔たりがある。

スムイでの攻撃で数十人が負傷

交渉が続く一方で、ウクライナへの攻撃も続いている。現地の当局者が24日午前に語ったところによると、ロシアの攻撃により、過去24時間で少なくとも4人の民間人が死亡し、妊婦を含む数十人が負傷した。

ウクライナ当局によると、ウクライナ北東部スムイ市の「人口密集」住宅街で24日にロシアのミサイル攻撃があり、少なくとも17人の子どもを含む88人が負傷した。同市の市長代行はテレグラムで、「市の住宅地と、児童施設や病院を含むインフラ施設が被害を受けた」と述べた。

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