CNNのウォルトン社長が辞任へ

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ジム・ウォルトン氏

ジム・ウォルトン氏

(CNN) CNNワールドワイドのジム・ウォルトン社長が2012年末に辞任すると発表した。

ウォルトン氏は社員に向けたメモの中で、「以前から(CNNの親会社ターナー・ブロードキャスティング・システムの会長兼最高経営責任者=CEO=の)フィル・ケント氏に変化を起こしたいと話してきた。ケント氏も辞任の決意を支持してくれている」と述べた。

ウォルトン氏は、1981年に映像記者としてCNNに入社。以後、映像編集、プロデューサー、製作責任者、上級管理職を経験した後、2003年に社長に就任した。ウォルトン氏の社長在任中、CNNはテレビだけでなく、デジタル・モバイルプラットフォームの分野でも世界規模で事業を拡大した。

タイムワーナーの会長兼CEO、ジェフ・ビュークス氏は「ウォルトン氏が2003年にCNNの社長に就任した時、同社の業績は低迷し、利益の減少は深刻だったが、その後、ウォルトン氏は利益を3倍、利益率を2倍に増やし、年間15%の成長を達成した」と述べ、ウォルトン氏の偉業を称えた。

ウォルトン氏は「CNNでさまざまな仕事を経験できたことは大変幸運だった」とし、さらに次のように続けた。

「どの仕事も大変だったが、やりがいがあった。ただ、私はすぐに辞めるわけではない。これから(米国で)選挙もあるし、世界中から大ニュースが飛び込んでくる。まだやるべきことはたくさんある」

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