ボーイング787、早期解決は困難か 米国で再検査へ
米運輸省の元高官で弁護士のメアリー・シャイボ氏も、「迅速な解決は見込めそうにない」と予想している。
米連邦航空局(FAA)やボーイングの調査の焦点となっているのは、同機の補助動力装置(APU)に使われている最先端のリチウムイオンバッテリーで、日本のジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)がフランスの電機大手タレスとの契約に基づき下請け製造している。ただ、787の電気系統にはユアサのほかにも、米ユナイテッド・テクノロジーズなど複数のメーカーがかかわっている。
22日の検査では、バッテリー充電装置と電源始動装置を調べる予定。ほかの部品についてもメーカー各社で検査を行う。