ボーイング787、早期解決は困難か 米国で再検査へ
(CNN) 米ボーイングの最新鋭機787(ドリームライナー)が相次ぐトラブルで運行を停止している問題で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は次回検査を22日にアリゾナ州で行うと明らかにした。
NTSBは米ボストンの空港で発火事故を起こした日本航空の787型機のリチウムイオンバッテリーについて、ワシントンで行った検査では過充電はみられなかったと20日に説明していた。
これによって、単純に説明できる問題ではないことが判明し、原因究明がさらに難しくなって、調査が長引く可能性が出てきた。
NTSB元委員のジョン・ゴグリア氏は20日の同委員会の発表について、「ボーイングが望むような迅速な解決に向けた朗報とはいえない」と指摘。ただし解決に向けた1歩であり、「悪いニュースでもない」との見方を示した。