中国、英グラクソ幹部の出国認めず 汚職捜査進む

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英グラクソ・スミスクラインの本社(ロンドン)=同社提供

英グラクソ・スミスクラインの本社(ロンドン)=同社提供

中国の国営メディアはGSKの汚職事件を大々的に報じている。こうした報道攻勢は、中国政府が汚職の一斉取り締まりに乗り出した現れとみられている。

中国中央テレビ(CCTV)は逮捕された現地法人の重役の1人とのインタビューを放映。重役は、架空の会議などでうその領収書を作成し賄賂の資金を作っていたと明らかした。ただし重役が取材に応じた状況ははっきりせず、告白が強要されたものなのかどうかも明らかではない。

GSKはCCTVの報道について直接のコメントは避け、「こうした容疑は恥ずべきものであり、こうした事態が起きたことは遺憾である」との従来のコメントを繰り返した。

英国や米国には外国政府関係者への贈賄に関する法律があり、今回の摘発により同社は、米英でも訴訟の対象となる可能性がある。

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