恒例のバフェット氏との昼食会、2.2億円で落札
ニューヨーク(CNNMoney) 米ネット競売大手イーベイで、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏との昼食会の参加権を競う恒例のオークションが開催され、今年はシンガポールの男性が220万ドル(約2億2600万円)で落札した。
昨年の落札価格は100万ドル強で、今年はその2倍を超える額となった。過去最高額は2012年の350万ドル。オークションによる利益は例年、サンフランシスコの貧困問題に取り組む慈善団体グライドに贈られる。
バフェット氏が昼食会をオークションに出品するのは今年で15年目。同団体への寄付は総額1600万ドル近くに上る。
過去の落札者にはヘッジファンド運用の手腕で知られるデービッド・アインホーン氏らがいるが、匿名の人物が大半を占める。グライドは今年の落札者について、アンディ・チュア氏という名前以外の詳細を公表していない。
落札者は友人7人とともに、バフェット氏と米ニューヨーク市内のステーキハウス、スミス・アンド・ウォレンスキで食事する権利を得る。
バフェット氏は世界有数の慈善家としても知られ、世界の富豪100人余りの賛同を得て、資産の半分を慈善事業に寄付する運動「ギビング・プレッジ」も展開してきた。
グライドの予算規模は約1800万ドル。全米で最も貧富の差が大きい都市のひとつとされるサンフランシスコで、年間85万食を超える無料の食事や手ごろな住宅の提供、診療所の運営といった活動に取り組んでいる。