米大統領専用機の次期機種は747-8機、ボーイング社製
ワシントン(CNN) 米国防総省は29日までに、米大統領専用機「エアフォース・ワン」の後継機種に米ボーイング社製の長距離旅客機「747-8型機」を選んだと発表した。同社が生産する機材の中でも最も大きいものの1つ。
現有の専用機2機は同社の747-200型機で、2017年に耐用年数を迎える。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米空軍は後継機2機の調達に備え15年から19年の間に支出を見込む16億5000万ドルを既に確保している。現在の為替相場では約1947億円となる。
米ブルームバーグ通信によると、民間航空界での747-8型機の需要は低調で、これに伴って製造機数を減少させ、現在は月間1.5機の水準となっている。
デボラ・リー・ジェームズ米空軍長官は声明で、747-8型機は大統領への支援任務の遂行に必要な機能を完備している米国で唯一製造される機材と指摘した。
次期専用機には各種の改造が施され、最新型の通信機器を備える他、大統領、側近らの居住区画も改善される予定。