ギリシャ危機 追加支援は3年間で11.7兆円規模か
ロンドン(CNNMoney) 深刻な財政状態にあるギリシャの救済をめぐり欧州連合(EU)が協議を続けるなか、国際通貨基金(IMF)などの試算によると、追加支援の規模は、3年間で820億~860億ユーロ(約11兆2000億~11兆7000億円)となる見通しであることが分かった。IMFなどの国際機関はギリシャに対し、2010年以降で約2330億ユーロの支援を行っている。
ギリシャはEUに財政改革案を提示しているが、EUは年金制度をはじめ、エネルギーや労働分野などでさらなる改革が必要としている。
資金不足に陥っているギリシャでは約2週間、銀行が業務を停止している。金融機関の閉鎖は13日まで続く見通し。
ギリシャは今月20日、欧州中央銀行(ECB)への返済期限を迎える。