エミレーツ航空、世界最長の直行便開設へ ドバイーパナマ間
(CNN) 中東アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点にするエミレーツ航空は15日までに、ドバイ、中米パナマ市間で来年2月1日、民間航空界では世界最長となる定期直行便の運航を開始すると発表した。
ドバイから西回りとなる1日1便の路線で、所要時間は約17時間35分。航空情報関連サイトによると、ドバイ、パナマ市間の運航距離は約1万3800キロ。
民間航空便で現在、最長路線となっているのはオーストラリア・カンタス航空によるシドニー、米ダラス間の定期便で、所要時間は17時間以下。運航距離は約1万3821キロ。
パナマ市行きの路線に投入する機材は米ボーイング社の777ー200LR型機で、乗客256人の搭乗が可能。荷物の搭載量は最大15トンまでとなっている。
同航空は声明で、パナマ市は中米地域での最初の乗り入れ地になるとその意義を強調。エミレーツ航空の利用者にドバイを経由した中米、カリブ海や南米大陸の北部との接続に便利な選択肢を提供することになると売り込んだ。