夕方の道路渋滞、最悪はバンコク 走行に倍の時間
これら3市に次いでひどかったのはモスクワで、環状の高速道路を利用した場合に要する時間は57分。渋滞が集中する時間帯以外の走行にも時間がかかるとしている。同市は、朝の渋滞時での走行時間を含めた、総合的な道路交通事情の調査では世界5位の低評価になっている。
モスクワに次いだのが同じロシアのサンクトペテルブルクで、道路の混み具合は昨年比で4%改善したと報告された。
この後には、夕方の渋滞時での走行が26分余分に必要だったルーマニアの首都ブカレストや、年間191時間の追加の走行時間を余儀なくされている中国南西部の重慶市などが続いた。重慶市での渋滞の度合いは中国で最悪となっている。中国の「シリコンバレー」と自称し、経済拡大が進む深圳市では昨年、渋滞が3%増えたという。
米国で最悪だったのはロサンゼルス市で、通常では30分間でこなせる走行距離の到達が23分長引いた。米国内の都市でロサンゼルスに次いで渋滞がひどかったのはシアトル、サンノゼ、サンフランシスコとヒューストンだった。