仏への観光客が8%減、テロ・洪水・ストの三重苦
パリを貫通するセーヌ川が決壊するなどした洪水被害では、観光客に人気のルーブル、オルセー両美術館が収蔵品の移送のため閉鎖を強いられた。ルーブルの入館者は年間約900万人。ただ、テロ事件後には減り、学校の集団見学は25%激減していたという。
ストライキは石油精製、原子力発電所、鉄道や地下鉄の公共輸送網などで発生した。雇用主による従業員解雇をより容易にし、残業代の削減などを狙う新たな労働関連法の改革への反発が原因となっている。
エールフランスの主要2労組も6月中旬に、同調してのスト決行の構えを見せている。実施されれば多数の観戦者を期待する欧州選手権には大きな痛手となる。