外国人の生活費が高い都市 1位は香港、5位に東京
(CNN) コンサルティング会社マーサーは23日までに、外国人が暮らすのに最も生活費がかかる都市は香港だとの調査結果を発表した。
第2位は、アフリカ南西部アンゴラの首都ルアンダ。3位以下はスイスのチューリヒ、シンガポール、東京が続いた。
マーサーのマリオ・フェラノ氏によれば、今年のランキングに大きく影響したのは為替変動だった。調査時期の為替相場は上位の多くの国の通貨がドルに対して値を上げていたという。
フェラノ氏は「香港でこれほど生活費がかかるのは、主に住宅費が理由だ」と指摘。また、他の通貨と比べて、香港ドルのレートが安定していた影響も大きかったという。
他の要因としては、輸入品や衣料品の価格が高いことも挙げられる。香港ではジーンズ1着の価格は平均して128米ドル(約1万3000円)で、調査対象となった上位10カ国の中で3番目に高かった。
調査は世界375都市を対象に、特定の品物やサービスにかかる費用を米ドル換算で比較した。例えば外食や家での食事にかかる費用や、衣料品や日用品や電気製品の価格などが含まれるが、その地に暮らす外国人にとっての生活費を押し上げている最大の要因は、米国を除けばやはり住居費だという。