自転車泥棒に化学物質浴びせ撃退、「スカンク錠」を考案 米

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「スカンク錠」の生みの親のダニエル・イズコウスキ氏とイブ・ペレヌー氏

「スカンク錠」の生みの親のダニエル・イズコウスキ氏とイブ・ペレヌー氏

開発に乗り出したきっかけは、イズコウスキ氏の友人が自転車に頑丈なかぎをかけておいたのに盗まれたことだった。

盗難を防止し、反撃もできるかぎを開発したいと考え、「最初は爆発するかぎの開発を検討したけれど、すぐに安全ではないと悟った。そこで泥棒に恒久的なダメージを与えることなく一時的な障害を発生させる唯一の手段として化学物質を使うことにした」と同氏は話す。

使っている化学物質は「フォーミュラD1」と命名。詳細は明かしていないものの、「傷んだバターやパルメザンチーズなどのありふれた製品に含まれる脂肪酸から生成した」(イズコウスキ氏)といい、自分たち自身が実験台になってテストした結果、完全な安全性を確認し、法にも触れないとしている。

目標通りに資金が集まれば、2017年夏には販売を開始できる見通しだという。

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