男性の「助言」にうんざり、性差別対策の相談電話誕生 スウェーデン
ホットラインの相談員の1人となった女性はCNNに「女性が何を言っても男性には常により良く知っているとの態度が見られる」と主張。押しつけがましい助言の被害者は男性にもいるとしているが、女性の方がより多く迷惑を受けているとも述べた。
ホットラインにかけてくる男性も多く、自らの振る舞いがこの種の行動に相当するのかを心配する問い合わせが目立つという。最も多い質問は女性がおせっかいと受け止める行動を自覚する方法だとし、「一人芝居に陥らず、最初に質問して話し合いの開始を」と回答しているという。
同労組はホットラインを宣伝するため、フェイスブックやインスタグラムでも関連の活動を始め、職場での男性による上から目線の説明などを描写する漫画も掲載している。ソーシャルメディア上でのこれらの活動は大きな関心を引き付けているが、男性を悪者に描く方法は性差別に当たるなどの批判も受けている。
同労組の報道担当者は、男性を非難する意図はなく、目的はあくまで関心と話し合いを喚起するものと説明している。