中国、4兆円規模の鉄道整備計画を承認
香港(CNNMoney) 中国政府は28日、北京と港湾都市の天津や河北省の各都市を結ぶ2470億元(約4兆円)規模の鉄道整備計画を承認した。
国家発展改革委員会が同日、公式ウェブサイトで発表したところによると、2020年までに9路線、全長1100キロに及ぶ鉄道網を新設する。
米国の基準では相当の急ピッチとなるものの、中国は08年北京五輪前後に地下鉄網を急速に拡張した実績を持つ。12年以降の4年間でも地下鉄3路線を新設、既存の5路線を大幅に拡張し、100以上の新駅を設置している。
新たな計画では大都市以外の駅の改築や路線間の連絡改善などを通し、混雑解消と乗り継ぎ時間の短縮を目指す。
政府は声明で、事業への投資を募っていると述べた。計画の発表を受け、上海株式市場では鉄道、建設関連の国営企業が値上がりした。