トランプ氏、自家用機の使用は却下 就任後は大統領専用機で
ワシントン(CNN) 米政府当局者は13日までに、ドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領に就任した場合、大統領専用機(エアフォースワン)以外の航空機を使用しての空路の移動は認められないとの考えを示した。
トランプ氏が大統領選の選挙戦で、米軍が管理するエアフォースワンではなく自らの専用機を利用すると標榜(ひょうぼう)していたことを踏まえた判断。
同当局者はCNNの取材に、大統領としての円滑な職務遂行を重視した場合、他の機材の利用はほぼ不可能と指摘。大統領専用機には飛行中の大統領を守る特別な治安対策が施されているとし、地対空ミサイルをかわし、核爆発が起きた場合でも機体の損傷を阻止する防護措置などが備えられていることに言及した。
また、飛行中に大統領へ機密情報を届けられる特殊な通信装備もあるとし、エアフォースワン以外の機材では外遊などの際に必要な随行員全員を収容出来る機内の広さもないとした。
トランプ氏の個人的な専用機がこれらの機能を導入した場合、莫大(ばくだい)な投資が必要で、その費用は全て同氏の負担になるとも説明した。