オバマ氏が退任、年金生活へ その待遇内容は?

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米共和党は昨年、年金や経費の削減法案を成立させたが、オバマ大統領は署名しなかった

米共和党は昨年、年金や経費の削減法案を成立させたが、オバマ大統領は署名しなかった

ただ、歴代大統領に対する各種手当が廃止される日が近いかもしれない。米共和党は昨年、年金の年間支給額は一律に20万ドル、他の経費分は年間20万ドルを上限とする法案を成立させた。年金に含まれる生活費上昇分は一般的な社会保障手当に適用される方式を踏まえることも盛り込んだ。

同法案はまた、大統領経験者に40万ドルを超える報酬があった場合、年金や経費支給を1ドル単位で削ることも規定。仮に年間80万ドルを稼げば、年金などの40万ドル分がそっくり消える計算となる。

大半の歴代大統領は講演や著述物で相当額の収入を得ており、年金などの支給が過去の産物になる可能性も強い。しかし、オバマ前大統領はこの法案に拒否権を発動した経緯があった。法案が成立すればホワイトハウス前職員の報酬や各種手当が消滅する懸念もあり、大統領経験者に対する警護隊の護衛確保も困難になりかねないというのがその理由だった。オバマ氏は、これらの懸念事項に適切に対処するなら署名するとも説明していたが、修正法案が手元に届くことはなかったとしている。

大統領の年間報酬額は40万ドル。トランプ新大統領は大統領戦でこの報酬は受け取らないだろうと言い切ったことがある。

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