米国製の「カラシニコフ銃」、2月に発売 同ブランドで初
カラシニコフUSAは当初、ロシア・モスクワにある親会社が米国の輸入窓口企業として設立した。ただ、オバマ前大統領がウクライナ危機に絡んでロシアに経済制裁を科した2014年に親会社との関係を切断していた。
同社はその後、ロシアからの輸入が途絶えたため、製品の自力生産を決め、フロリダ州に工場を新設していた。米国製の銃販売は当初、15年内に計画していたが、米国製品にする工程上で問題が生じ、製造が遅れていたという。
旧ソ連時代に開発されたAK−47は世界で最も流通しているとされる攻撃用ライフル銃で、ロシア、中国、イラクやアフガニスタン各国軍が採用している他、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」やイスラム武装勢力「タリバーン」なども使っている。模造品は米国を含め世界各地で製造されている。