カタール航空、NZへの往復便を初運航 旅客便で世界最長
ドバイ(CNNMoney) カタール航空は6日、同社のボーイング777型機が同国とニュージーランドの初往復を果たしたと発表した。これによって旅客便での世界最長距離の記録を塗り替えたとしている。
当該の機体は5日にカタールのドーハを離陸。6日にニュージーランドのオークランドへ着陸した後、再びドーハへ向けて出発し、同日遅くに到着した。ドーハーオークランド間の飛行距離は1万4535キロで、搭乗時間は17時間半だった。
世界最長級となる今回のフライトに搭乗したカタール航空のアクバ・アル・バクル最高経営責任者(CEO)は、オークランド行きの運航便の導入について、同社が世界的な成長を目指すうえでの「重要な節目」になると語った。
これまでの世界最長フライトは、エミレーツ航空が運航するドバイーオークランド間の約1万4117キロだった。
航空各社は従来の水準を超える長距離路線の運航に乗り出している。オーストラリア大手のカンタス航空は、同国と欧州を結ぶ初の直行便を来年3月に開設すると発表。パースとロンドンを結ぶこの路線の飛行距離は1万4498キロとなる。
またシンガポール航空は、シンガポールとニューヨークを結ぶルートを来年にも再開する計画で、これが実現すれば今回のカタール航空を上回る飛行距離を記録する見通しだ。