専門職ビザの優先手続き、来月から一時停止 米

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専門職ビザの優先手続きが一時停止となる

専門職ビザの優先手続きが一時停止となる

(CNN) 専門職の外国人が米国で就労するための「H―1B」ビザで、追加料金を払えば優先的な手続きが保証される「プレミアム・プロセシング」の制度が一時的に停止されることになったことが5日までに分かった。

米移民当局によると、同制度は4月3日以降、最長で6カ月間停止される。

H―1Bは米国のハイテク企業などが高度な技能を持った外国人を雇う場合に必要なビザ。現在、抽選で年間8万5000人に発給されている。

申請から発給まで通常なら3~6カ月かかるが、プレミアム・プロセシングの制度を利用すると待ち時間を短縮することができる。1225ドル(約14万円)の追加料金を支払えば、申請後15日以内に移民当局から結果通知が届く。届かない場合は追加料金が返金されるという制度だ。

H―1Bビザの申請者は毎年増え続け、昨年の競争率は3倍以上だった。代行業者が大量の申請を出して外国人を送り込み、結果的に米国人の雇用を奪っているとの指摘もある。議会ではかねてから制度改革の方法が議論されてきた。

議会には最近、専門職ビザをめぐる詐欺や乱用の防止に向けた超党派の法案が提出されたばかり。現行の抽選制度を廃止して、米国の学校を出た外国人を優先することなどを柱とした改革案が盛り込まれている。

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