ダウ終値、2万1000ドル突破 トランプ氏演説を好感
ニューヨーク(CNNMoney) 1日のニューヨーク株式市場はダウ工業株平均の終値が前日終値比303ドル高となり史上初めて2万1000ドルを突破した。トランプ米大統領が議会上下両院の合同本会議で行った施政方針演説が好感された形だ。ダウは約1カ月前も史上初めて2万ドルを超えていた。
トランプ大統領の演説は視聴者から高い評価を得ており、ウォール街も好感したようだ。
演説では投資家の求めていた政策の詳細については触れられなかった。税制改革や医療保険制度改革、規制緩和といった重要事項についての詳しい言及はほとんどなかった。
ウォール街にとって重要だったのはトランプ氏の語り口で、これまでの演説よりも楽観的で大統領にふさわしいものだったようだ。
証券会社コンバージエックスのチーフマーケットストラテジスト、ニコラス・コラス氏は「演説が新天地を開拓したわけではないが、これまで我々が耳にしていたものよりも、はるかに秩序だって整然としていた」と指摘。大統領らしい、しっかりとした演説だったとの見方を示した。