トランプ氏の生家、2.3億円で落札 3カ月で54%値上がり
ニューヨーク(CNNMoney) トランプ米大統領が幼少期を過ごした米ニューヨーク・クイーンズ地区の邸宅が競売に出され、214万ドル(約2億3700万円)で落札されたことが分かった。昨年末に139万500ドルで購入された後に出品されたもので、約3カ月で54%値上がりしたことになる。
不動産業者は27日の記者発表で、「この物件には単なる不動産をはるかに超えた無形の価値がある」と述べた。
トランプ氏の父フレッド氏がクイーンズ区の高級住宅地に建てた邸宅で、広さは約230平方メートル、寝室が5つ。トランプ氏の出生証明書に住所が記載されているという。同氏は4歳ごろまでここに住んでいた。
この邸宅は、昨年夏に165万ドルで売りに出されたが買い手がなく、10月に最低落札価格84万9000ドルで競売にかけられることになった。だが競売は直前に延期され、大統領選後の12月に不動産投資家のマイケル・デービス氏が139万500ドルで購入した。
デービス氏は1月、トランプ氏が大統領に就任した翌週に邸宅を競売に出していた。購入時の価格から、約3カ月で54%も値上がりしたことになる。
トランプ氏が大人になってから住んできた家々ほどの豪華さはないが、同氏は昨秋のテレビ番組でこの邸宅の写真を見せられ、「とても良い子ども時代だった」「私が自分で買いたい」と語っていた。