「バイ・アメリカン」政策の行方は<1> 消費者(の大半)は気にせず
「米国製か否かなど誰も気にしない」とパラギオ氏は言う。パラギオ氏はこのほど、収益について現実に目を向けるようにとの率直なアドバイスを受け、初めて一部の水着を中国に発注した。そして、悔し涙を流した。
トランプ大統領はよく「米国製品を買うように」と説く。就任演説でも、またテレビのゴールデンタイムに放送されて4700万人以上が視聴した就任後初の議会演説でもそれを訴え、さらに大統領選挙戦でも争点として取り上げた。
しかし、トランプ氏の構想の最大の障害は、常に安い製品を求める米国の消費者かもしれない。
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次回「『バイ・アメリカン』政策の行方は<2> 最大の関心は価格」は5月4日公開