ウーバー、ソフトバンクの出資受け入れ 前CEOの権限縮小
ニューヨーク(CNNMoney) 米配車サービス大手ウーバーは3日、取締役会で、ソフトバンクグループからの大規模な出資を受け入れ、カラニック前最高経営責任者(CEO)の権限を縮小する改革案を全会一致で承認した。
改革の主な目的は、ソフトバンクの出資に道を開き、相次ぐ不祥事の末にCEOの座を追われたカラニック氏の影響力を弱め、2019年9月の株式公開を目指して準備を進める――の3点とされる。
ソフトバンクは10億~12.5億ドルの新株を購入し、さらに既存の株主から14~17%の株式を買い取る見通し。
ウーバーはソフトバンクの出資計画に対し、「当社への信任投票」の意味を持つと述べて期待を表明した。
ウーバーの取締役は現在11人だが、新たにソフトバンクからの2人を含む6人を任命する。
今まで、カラニック氏と長年の主要株主であるベンチャーキャピタル、ベンチマークは、通常の10倍の議決権が認められる特別な株式を保有していたが、これを廃止して1株当たり1議決権に統一することも決めた。