中国、報復措置を警告 米が鉄鋼など輸入に関税検討

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米国が鉄鋼品などへ関税を検討していることに対し、中国が報復措置を警告した

米国が鉄鋼品などへ関税を検討していることに対し、中国が報復措置を警告した

香港(CNNMoney) 中国政府は17日、トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入品に高率の関税をかければ対抗措置を講じると警告した。国営の新華社通信が報じた。

「米国の最終的決定が中国の国益を損ねた場合、我々の権利を守る必要な手段を取る」との中国商務省高官の発言を引用した。対応措置の具体的な中身には触れなかった。

ロス米商務長官は16日、国家の安全保障を理由にトランプ大統領に対し鉄鋼などの輸入品への追加関税を勧告。大統領は今年4月半ばまでに判断する方針。

トランプ政権は輸入品が米企業に損害を与えるとして一連の実情調査を昨年開始。中国などを含む外国製の太陽光発電パネルと洗濯機に既に追加関税も課している。中国などは世界貿易機関(WTO)に異議を申し出た。

太陽光発電パネルなどへの追加関税を受け、中国は農産品のモロコシやプラスチック製品の材料となるスチロールの米国からの輸入に関する調査に着手している。

中国が米国とのより厳しい貿易対立を辞さない場合、ダイズや航空機輸出などでも対抗措置を取る可能性が指摘されてもいる。アップルやインテルなど米主要企業の中国内での事業活動がより困難になるとの見方も出ている。

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