インド発のOYOホテル、ラスベガスに進出
ニューデリー(CNN Business) インド発の新興ホテルチェーン「OYO(オヨ)」がこのほど、米ネバダ州ラスベガスへの進出計画を発表した。
有名カジノホテルのフーターズ(客室数657)を買収し、年末までに改装を完了する見通し。
事情に詳しい関係者によると、買収金額は1億3500万ドル(約143億円)前後とみられる。
米不動産投資大手ハイゲートがホテルの経営を引き継ぎ、地元のパラゴン・ゲーミングがカジノ運営を続ける。
創業者のリテシュ・アガルワル最高経営責任者(CEO)は、「ラスベガス進出の完璧なスタートになる」と述べた。
OYOはインドの首都ニューデリー近郊のグルガオンに本社を置く2013年創業の新興企業。23年までに世界最大のホテルチェーンになるとの目標を掲げ、日本や欧州、米国で事業を拡大してきた。
すでに80カ国の800都市にホテルやバケーションホームを展開し、客室数は世界で計85万室と、米マリオット、ヒルトンに次ぐ世界3位の規模を誇る。
米国内でも60都市に112軒のホテルを持ち、6月には今後数年で3億ドルを投資する計画を発表していた。