見えないインクの「迷惑行為防止スタンプ」が30分で完売 シヤチハタ
東京(CNN) 文具メーカーのシヤチハタが痴漢行為などの抑止に向けた「迷惑行為防止スタンプ」をテスト販売したところ、30分で完売したことがわかった。
このスタンプを使えば、痴漢行為などを働いた人物に見えないインクで印を残すことができるようになる。
広報担当によれば、27日に500個のスタンプを発売したところ30分で完売した。価格は2500円。
シヤチハタは5月、SNSで話題になっていた痴漢を撃退する方法をめぐり、今回のスタンプの開発に乗り出すと明らかにしていた。
SNSで痴漢行為を行った人物の手を安全ピンで刺すと示唆したユーザーに対して、それ自体が犯罪行為になる可能性があるとの指摘が出ていた。別のユーザーからは、痴漢に目印をつけるためにスタンプを利用できないかとの声があがった。シヤチハタはこうした声を受けて、迷惑行為防止用のスタンプを開発すると明らかにしていた。
広報担当はCNNの取材に対し、早く売り切れて驚いたと語った。広報担当は、スタンプがセクハラの抑止につながればとも述べた。