北朝鮮、短距離ミサイル2発を発射 米当局分析

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北朝鮮、ポンペオ米国務長官は「毒草」

(CNN) 北朝鮮は24日、日本海に向けて短距離ミサイル2発を発射した。米当局者2人が分析結果を明らかにした。

北朝鮮は2017年から停止していた弾道ミサイルの発射実験を今年5月に再開。今回は再開後9回目となり、約15分間隔で2発発射された。

韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA(ジーソミア))を破棄した直後のタイミングでの発射ともなった。

写真は北朝鮮が8月10日に同国東岸から発射した短距離弾道ミサイルと主張し提供したもの/AP
北朝鮮が8月10日に同国東岸から発射した短距離弾道ミサイルと主張し提供した写真/AP

1週間前には東岸沖の海上に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射。北朝鮮政府はその直前、韓国側との対話を打ち切ると言明し、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領を「ずうずうしい男」と形容していた。

今回の発射を受け、韓国大統領府は国家安全保障会議を招集すると表明。大統領府当局者は、「北朝鮮による飛翔(ひしょう)体発射」に関して現地時間午前8時30分から会議を開くと明らかにした。

日本の海上保安庁と自衛隊もウェブサイトで、北朝鮮による弾道ミサイル発射があったとみられると明らかにした。

海上保安庁は「北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたものとみられる」と発表。自衛隊は、日本の領域や排他的経済水域(EEZ)に落下する可能性は低いとの見方を示した。

専門家の間では、北朝鮮が従来よりも技術的に高度な兵器の試射を行っているとの見方が出ている。短時間での配備が容易な固体燃料ミサイルや、飛行中の誘導が可能なミサイルなどが考えられるという。

トランプ米大統領は一連の発射実験を重く受け止めない姿勢を示しているが、今週末の先進7カ国(G7)首脳会議を控える時期で、米政府も懸念を強める可能性がある。北朝鮮は2017年のG7首脳会議直前にも発射実験を繰り返す挑発を行っていた。

北朝鮮による短距離ミサイルの発射は国連安保理決議の違反にあたる。

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