日産が米工場の操業停止へ、来月2日と3日の2日間
ニューヨーク(CNN Business) 日産自動車は5日までに、来年の1月2、3両日に米国内の工場などの操業を停止する方針を明らかにした。
CNN Businessの取材に確認したもので、報道担当者は北米での事業活動の適切な規模を図るための措置を既に講じていると指摘。操業停止は「事業の業績と競争力を最適な状態にするための方途」と説明した。
2日間の操業停止では従業員に給料は支払われない。日産とは直接の関係がない販売店には影響がない。
カルロス・ゴーン前会長の失脚などを背景に日産は販売不振に陥り、業績が低迷している。今年5月には利益や売上高の大幅減を報告。7月には世界規模での1万2500人の人員削減や22年会計年度末までの生産車種の少なくとも10%減も打ち出した。
先月には来年3月までの会計年度内の販売台数を当初の想定より5.4%減の520万台と見積もってもいた。