「ハマー」が電気自動車として復活 米GM
(CNN) 米自動車メーカー大手ゼネラル・モーターズ(GM)は20日、電気自動車(EV)の「ハマーEV」を発表した。「ハマー」ブランドは公式に10年ぶりの復活となった。
スポーツ用多目的車(SUV)のハマーは大型で荒れ地などの走行も可能だが、大量のガソリンを消費するとして批判の的となることもあった。今回発表されたハマーはガソリンを消費しない。
四輪駆動で3つのモーターを搭載しており、出力は1000馬力。ステアリング装置によって、ただ前進・後退するだけでなく、斜めに走行することが可能で、これにより、狭い空間の出入りもより簡単に行えるようになるという。GMの「スーパークルーズ」テクノロジーにより主要な幹線道路では手放し運転も可能だ。
GMによれば、特別な運転モードでは、静止状態から時速60マイル(約96キロ)に加速するのにかかる時間は約3秒。フル充電で350マイル(約563キロ)超走行できるという。