米百貨店メーシーズ、今年はサンタの訪問なし 159年で初
(CNN) 米百貨店メーシーズでクリスマスシーズンに毎年行われているサンタクロースが子どもを歓迎する伝統のイベントが今年は行われないことがわかった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、159年にわたる季節の伝統が途絶えた形だ。
メーシーズでこの伝統行事が始まったのは1861年。しかし、今年は新型コロナウイルへの懸念からサンタによる歓迎は行われない。その代わり、オンライン形式でのものに変更となるという。オンラインでの双方向型の体験は11月27日から12月24日まで楽しめる見通し。
参加者の子どもの数を制限し、一度に参加できるのは最大3人までとなる。バーチャル(仮想)の妖精が出迎え、サンタの村や仕事場に連れて行ってくれる。名所を観光したり、ゲームを遊んだりすることもできる。そして、最後に子どもたちは対話できるビデオを通じてサンタと会い、ほしいもののリストを共有したり、自撮りを撮影してダウンロードしたりできる。
メーシーズには来ないが、サンタを呼ぶ会社もある。
不動産管理大手ブルックフィールド・アセット・マネジメント・プロパティー・パートナーズ傘下のブルックフィールド・プロパティーズによれば、150以上あるショッピングモールのうち134カ所にサンタが登場する予定。ただし、アクリル板越しで、サンタに触れることはできない。マスク着用の義務がある州ではサンタもマスクを着用する。