ファイザーの新型コロナワクチン、15日に出荷へ
(CNN) 米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンは、今月15日に出荷開始が予定されていることが、CNNが1日に入手した米政府の「ワープスピード作戦」に関する文書で明らかになった。
文書は11月30日に行われた大統領との電話会議を前に各州の知事に配られた。モデルナのワクチンについても12月22日に出荷開始予定と推定している。
FDAのワクチン諮問委員会は10日に会合を開いてファイザーのデータを検証し、ワクチンを承認するかどうかについてFDAに勧告する。
文書によると、11~14日の4日間の間にFDAと米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会で検討が行われ、優先的に接種を受けさせる対象者について勧告を行う。15日にはファイザーのワクチンの最初の投与分が届けられる予定。
続いて17日にはFDAの諮問委員会がモデルナのワクチンについて検討する。18~21日まで4日間の検証を経て、22日にはモデルナのワクチンの最初の出荷分が届けられると推定している。
ワクチンの生産量については、12月中にファイザーのワクチン推定2250万回分、モデルナのワクチンは1800万回分が製造される見通し。
各州の知事に対しては、4日までにファイザーのワクチンの事前注文や、接種や配布、管理のための準備を済ませるよう指示していた。