マスク氏、アップルへテスラの売却を打診 クック氏が「拒否」
米テキサス州オースティン(CNN Business) 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日、ツイッターへの投稿で、「モデル3の暗黒時代」にアップルに対してテスラの売却を打診したものの、アップルのティム・クックCEOが「会合への出席を拒否した」と明らかにした。
アップルからコメントは得られなかった。
マスク氏の投稿は、ロイター通信の報道を受けたもの。ロイター通信によれば、アップルは新しいバッテリー技術を活用した大量生産型の自動車の製造を計画している。
Strange, if true.
— Elon Musk (@elonmusk) December 22, 2020
- Tesla already uses iron-phosphate for medium range cars made in our Shanghai factory.
- A monocell is electrochemically impossible, as max voltage is ~100X too low. Maybe they meant cells bonded together, like our structural battery pack?
マスク氏によれば、クック氏に対して、現在の10分の1の価格でアップルがテスラを買収する可能性について話し合いたいと連絡をとったが、クック氏が会合への出席を拒否したという。
マスク氏はツイッターで、ロイター通信の報道について、「もし真実なら、奇妙だ」と指摘。続く投稿で、モデル3の暗黒時代の初期に売却を打診するためにクック氏と連絡を取ったと述べた。モデル3は2017年に市場に投入されたが、何カ月にもわたって製造の難しさやその他の問題点に直面していた。
モデル3は今では米国市場で最もよく売れている高級車で、テスラの時価総額を自動車メーカーとして世界一に押し上げる要因ともなった。