韓国・起亜の株価が上昇、米アップルと提携の報道
香港(CNN Business) 韓国の自動車メーカー、起亜自動車の株価が20年超ぶりの高値を付けた。韓国メディアは、起亜が米アップルと大型の契約締結に近づいていると報じている。
起亜の株価は3日、韓国市場で、9.7%値上がりし9万7700ウォン(約9200円)の値を付けた。リフィニティブ・エイコンのデータによれば、これは1998年8月以来の高値。
韓国地元紙の報道によれば、アップルは起亜に対して4兆ウォン(約3770億円)投資し、新車製造で提携する。
CNN Businessはこの報道の信ぴょう性を確認できていない。起亜と起亜の親会社である現代自動車のいずれからもコメントは得られなかった。アップルにコメントを求めたが返答がなかった。
報道によれば、起亜は米ジョージア州にある工場でアップルのための車両の製造を開始する。当初の目標は年間10万台。年間の生産台数は40万台まで引き上げられる見通し。早ければ2月17日にも契約が結ばれ、2024年までに本格展開する。
アップルが韓国の自動車メーカーとの協業に関心を寄せているとの見方は最近、強まっていた。
1月には現代自動車がアップルと電気自動車(EV)の開発で協議を行っていると報じられていた。
現代自動車は以前、さまざまな企業からの協力の提案を受けているが、何も決まっていないと述べていた。