新型iPhoneは5G対応か、ただし速さを実感できるのはまだ?
ニューヨーク(CNN Business) 米アップルが13日に予定しているイベントで高速通信規格「5G」に対応した「iPhone(アイフォーン)」を発表するとみられている。
5Gは人々の生活や仕事に変化をもたらすとみられている。5Gは既存の4G LTEよりも通信速度は速く、帯域幅は広く、これによって最終的に動画のダウンロードを素早く行えるほか、拡張現実(AR)やゲームなどのサービスの利用体験が向上しそうだ。
しかし、アップルや新型iPhoneの利用者は課題に直面しそうだ。5Gは依然としてサービスを展開している段階で、より速い通信速度は比較的限定されている。つまり、消費者は4G対応のスマートフォンと比べて大きな変化を感じない可能性がある。少なくとも今すぐには。
5G対応iPhoneのダウンロードスピードは、住んでいる場所や使っているキャリア、購入したiPhoneのモデルなどさまざまな要素によって変化する可能性が高い。
通信機器メーカー「エリクソン」によるリポートによれば、2019年の北米市場の携帯電話契約で5Gは1%未満だった。しかし、2025年までにはこの割合が74%にまで増える見通し。
今のところ、5Gによるサービスや能力は比較的限られている。ダウンロードやアップロードの速度は速くなりそうだ。特に動画や映画などのサイズの大きいファイルだとわかりやすいだろう。「ハイバンド」の5Gの場合、2時間の映画を10秒以下でダウンロードできるようになる可能性がある。4Gでダウンロードする場合、約7分かかるという。