豪、州政府の「一帯一路」参加協定を破棄 中国は反発
中国とオーストラリアはすでに外交上の危機の渦中にある。発端は昨年4月、オーストラリア政府が新型コロナウイルスの起源に関する国際的な調査を呼び掛けたことだった。
以来、中国政府はオーストラリア産の木材や牛肉、石炭の一部の輸入を制限。ワインに関しても「ダンピング(不当廉売)」の疑いがあるとして、5年間にわたり最大218%の制裁関税を課す方針を確認した。
また中国の対豪投資は昨年62%減少し、7億7500万ドル(約836億円)規模に落ち込んだ。