世界の「住みやすい都市」ランキング、コロナで顔ぶれ変動
躍進が目立つアジア太平洋地域の一方で、カナダは振るわず、19年版でトップ10に入っていたカルガリー、バンクーバー、トロントがすべて姿を消した。
住みやすさを示すスコアの世界平均はパンデミック前より7ポイントも下がった。特に欧州の打撃は大きく、独ハンブルクは34ランク下がって47位と、最大の下落幅を記録した。
反対に米ハワイ州のホノルルは、感染者数の減少や高いワクチン接種率が評価されて医療部門のスコアが33ポイントも上がり、46ランクアップの14位となった。
一方、下位の顔ぶれに目立った変動はなく、前回に続いて内戦が続くシリアの首都ダマスカスが最下位だった。