カナダグース、毛皮の使用停止へ
ニューヨーク(CNN Business) カナダの高級防寒着メーカー、カナダグースは24日、自社製品に毛皮を使用しない方針を明らかにした。
今年の終わりまでに毛皮の購入を止め、来年末までには毛皮製品の製造を停止するとしている。
1957年の創業以来、カナダグースのパーカについた毛皮飾りの大半には野生のコヨーテの毛皮が使用されてきた。米動物権利擁護団体「PETA」などこれに批判的な人々は、数年にわたり同社に対し毛皮の使用をやめるよう呼び掛けていた。PETAは毛皮のためにコヨーテをわなにかけて殺すことに異を唱えている。
今回の発表は、より持続可能な企業になろうというカナダグースの取り組みの一環だ。同社は今年、「史上最も持続可能なパーカ」を発売。従来の製造工程と比較して二酸化炭素の排出量を30%、使用する水の量を65%、それぞれ低減した製品だとした。
また2025年までに二酸化炭素の排出量をゼロにするとの目標も掲げている。