アウディがコンセプトカー、車体が「伸び縮み」

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アウディ、コンセプトカー「スカイスフィア」を発表

米カリフォルニア州モントレー(CNN Business) 独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車アウディが、自動走行が可能なコンセプトカー「スカイスフィア」を発表した。しかし、本当の特徴は車体が伸び縮みするところかもしれない。スカイスフィアは人間によるドライブと自動走行の切り換えができるが、車体は10インチ(約25センチ)伸び縮みする。

スカイスフィアのボンネットが前方に延びると、ハンドルが折り畳まれる。運転手側のダッシュボードはガラスのディスプレーで、ギアセレクターも引っ込み、運転手がよりくつろげる空間を生み出す。

こうしたことがすべて可能となるのは、スカイスフィアは電気自動車(EV)で、シートの後ろにモーターを搭載しているからだ。つまり、ボンネットの下には多くのものがなく、車体の前部が前後に動いても邪魔になるものがない。

車体にはLEDライトが採用されている/Audi
車体にはLEDライトが採用されている/Audi

前後のホイールの間がより長いと、幹線道路での安定感が増し、長距離の移動に向いている。ハンドルやペダルがないことで、運転手は体を伸ばすことができ、リラックスして風景を楽しむことができる。

通常の人間が運転するモードでは、よりスポーツカーの色合いが強まる。ホイールベースが短いと車の素早さが増し、運転の感触にもより素早く反応できる。スポーツカーモードのときは、ダッシュボードの下からハンドルが現れ、ペダルも運転手の足元の位置に移動する。

スポーツカーモードの場合、ボンネットが後方に動いて車体が短くなる/Audi
スポーツカーモードの場合、ボンネットが後方に動いて車体が短くなる/Audi
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