米バーガーキング、植物由来の「インポッシブル・ナゲット」発売へ
ニューヨーク(CNN Business) 米ファストフード大手のバーガーキングが、植物由来の「インポッシブル・ナゲット」を発売する。バーガーキングは2年前にも、植物由来のパテを使用した「インポッシブル・ワッパー」を販売していた。
バーガーキングは今月11日から、アイオワ州デモイン、マサチューセッツ州ボストン、フロリダ州マイアミで、8個入りの植物由来のナゲットを期間限定で販売する。ナゲットはインポッシブル・フーズ社が製造した。
他のファストフードチェーンも植物由来のチキン商品の試験販売を行っているが、ファストフード大手としてインポッシブル・フーズの製品を使用するのはバーガーキングが初めて。インポッシブル・フーズは今夏、食料品店や独立系の飲食店でナゲットの販売を開始していた。
バーガーキングによれば、ナゲットは肉製品やチーズ製品のための油を使って調理する。そのため、厳格な菜食主義者には適さない可能性があるという。
2019年は、バーガーキングがインポッシブル・ワッパーを発売したほか、ダンキンが「ビヨンド・ブレックファースト・サンドイッチ」を販売するなど、植物由来のバーガーやソーセージがファストフード業界でヒットした。これ以降、他のファストフードも植物由来製品の選択肢について検討を進めている。