お菓子のイチゴ含有量が少なすぎ! 米ケロッグに5億円超の支払い求め集団訴訟

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フィリングのイチゴ含有量で誤った印象を与えているとして製造元の米ケロッグを提訴/Wilfredo Lee/AP

フィリングのイチゴ含有量で誤った印象を与えているとして製造元の米ケロッグを提訴/Wilfredo Lee/AP

ニューヨーク(CNN Business) 砂糖や加工した材料が詰め込まれた「ポップタルト」と呼ばれる菓子をめぐり、製造元の米食品大手ケロッグ社が健康食品を偽装しているとして、同社を相手取った集団訴訟が起こされた。

今年8月に訴状を提出したイリノイ州の住民のアニタ・ハリス氏は、同社の販売戦略が誤解を招いていると主張。「生地の中のフィリングについて相対量、絶対量ともに実際より多くのイチゴが含まれているという印象を人々に与えているから」としている。

訴訟では、イチゴに由来する健康上の効果にも焦点が当てられており、米国の医療健康情報サイト「WebMD」に掲載された、「イチゴはあなたの心臓を守り、善玉コレステロールを増やし、血圧を下げ、がんを防ぎます」と記した説明が例に挙げられている。

集団訴訟では少なくとも500万ドル(5億7000万円)の支払いを求めている。

ハリス氏はまた、ポップタルトのフィリングには梨やリンゴなど「イチゴではない果物の原料が相当多く含まれる」と指摘。そのため、「砂糖でコーティングされた、イチゴのトースターペストリー」という説明も「虚偽であり、誤解を招き、詐欺的」だと主張する。訴状によると、「ストロベリー味」以上のものを望んでいたが、梨やリンゴの量が比較的多いため、ストロベリー味すらしなかったという。

訴訟ではケロッグについて、「製品にイチゴが含まれているというのは宣伝でしかなく、ウェブサイト上などでの商品説明や販促活動で言及しているにすぎない」と指摘されている。

CNN Businessはケロッグに対してコメントを求めたものの、返答は得られていない。

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