カーニバルのクルーズ船で「少数」感染、2島が入港拒否も寄港先確保
(CNN) 米フロリダ州マイアミを出発したカーニバル社のクルーズ船で、「少数」の乗船者が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、同船はカリブ海の2つの島から入港を拒否された。カーニバルが明らかにした。
ただし同社広報の声明によると、クルーズ船「カーニバル・フリーダム」は24日、ドミニカ共和国アンバーコーブへの寄港を許可される見通し。
広報は声明で「カーニバル・フリーダムは全ての規定を順守している。少数の乗船者が新型コロナウイルス検査での陽性判定を理由に隔離されている」と説明した。
そのうえで、乗客乗員の健康と安全を守るため必要な措置を講じると表明。乗船者はワクチンを接種済みで、乗客は全員乗船前に検査を受けていたとも明らかにした。
カーニバル・フリーダムは今月18日にマイアミを出発し、21日にカリブ海の島キュラソーに寄港した。22日にボネール島、23日にアルバ島に寄港する予定はキャンセルされ、代わりに24日にドミニカ共和国に寄港することになった。マイアミには予定通り26日に帰着する。
カーニバルなど多くの客船運航会社は、一部の子どもを除く乗客に新型コロナワクチンの接種を義務づけている。
カーニバルの声明によると、同社は米疾病対策センター(CDC)や寄港先の地元保健当局と緊密に連携しているという。