メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏、資産の大半をゲイツ財団に与えず 米報道

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メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏が資産の大半をゲイツ財団に与えないことを決めたという/Michael Short/Bloomberg/Getty Images

メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏が資産の大半をゲイツ財団に与えないことを決めたという/Michael Short/Bloomberg/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏が推定114億ドルの資産の大半を元夫ビル・ゲイツ氏と共同運営する慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」に与えないことを決めたと、米紙ウォールストリート・ジャーナルが2日報じた。

同紙は事情に詳しい匿名の情報筋の話として伝えた。フレンチ・ゲイツ氏は他の慈善団体に寄付をする予定で、ゲイツ財団への資金提供も続ける可能性があるという。

同紙によれば、昨年、資産の大半を寄付すると誓約する取り組み「ギビング・プレッジ」にフレンチ・ゲイツ氏が手紙を送った頃に公式な決定が行われたという。

同氏は手紙の中で「ギビング・プレッジを2010年に共同で創設し、私の資産の大半を生涯をかけて寄付すると約束した。今日、その約束を改めて確認する」などと記していた。

ゲイツ財団はこの手紙の内容以上のコメントを避けた。フレンチ・ゲイツ氏が立ち上げた「ピボタル・ベンチャーズ」はコメントの要請に答えていない。

離婚後、ゲイツ氏とフレンチ・ゲイツ氏はゲイツ財団を共同運営する2年間の試験期間を設けると発表。その後たもとを分かつ場合は、ゲイツ氏がトップに残ることになっている。

ゲイツ財団は500億ドル以上の寄付金を有する世界最大級の組織で、性の平等や健康、貧困、新型コロナウイルスワクチンの展開などの課題に取り組んできた。ゲイツ氏とフレンチ・ゲイツ氏は昨年7月、財団にさらに150億ドルを寄付すると約束していた。

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