BoA、迫る「リセッションショック」に警鐘 「制御不能のインフレが引き金」
現在市場はFRBによる急激な利上げに備えている。過去数十年で最速のペースの利上げを行い、物価を抑制するとみられるが、対策が強すぎるとその過程で経済が落ち込むリスクをはらむ。
ハートネット氏は金融市場の値動きが極めて「リセッション的」になっていると説明。具体的には景気に敏感な住宅建築業、半導体製造業、小型株、小売り、未公開株に言及した。
またBoAの調査に応じた複数の投資ファンドマネジャーによれば、4月時点の世界の成長見通しは過去最低を記録した。11日に公開した別の報告書で明らかにした。
このうち投資家間の利益見通しは、2020年3月以来の最低水準に落ち込んだ。08年のリーマン・ショックや01年のドットコムバブル崩壊の時期に見られた不安感にも近い状況だという。