シェイクを飲んで死んだふり、マクドナルドのマスコット「グリマス」にティックトック熱狂

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米マクドナルドのインスタグラム広告キャンペーン「グリマスの誕生日」の写真/From McDonald's/Instagram

米マクドナルドのインスタグラム広告キャンペーン「グリマスの誕生日」の写真/From McDonald's/Instagram

(CNN) 米ファストフード大手のマクドナルドが公式マスコット「グリマス」をテーマに、期間限定で売り出した紫色のミルクシェイク。SNSでセンセーションを巻き起こす材料はそろっていた。

恐らく想定外だったのは、このシェイクを飲んで死んだふりをする動画が次々とティックトックに投稿され、宣伝の成功につながったことだった。

シェイクは今月、グリマスの「誕生日」を記念して発売された。以来、この紫色の液体を飲み、カメラの前で死んだふりをするティックトックのユーザーが続出。けいれんする体の上にシェイクを落とし、グリマスによる殺害をほのめかす動画もあった。

ティックトックの動画は何百万回も再生され、マクドナルドの商品に注目が集まった――たとえ飲んだ後に吐き出してしまったとしても。

「一見ネガティブな表現に見えるかもしれないが、実際にはある世代とつながる能力が肯定的に反映されている」。SNSに詳しい米チャプマン大学のマシュー・プリンス非常勤教授はそう解説する。「注目を集め、笑いを誘い、拡散されて売り上げにつながっている」

シェイクが発売された6月12日はグリマスの誕生日だったらしい(報道によるとグリマスは52歳とのこと)。グリマス自らマクドナルドのSNSアカウントを乗っ取って、この商品を発表していた。

ティックトックに投稿された典型的な「グリマスシェイク」の動画はこんな内容だ。シェイクを手にした若者がグリマスに誕生日おめでとうと言い、最初の一口をすする。そこで場面が切り替わると、死の淵にある若者が紫色の水たまりの中に倒れている。廃虚や薄暗い路地、さらにはマクドナルドの看板にもたれかかって死んだふりをしている動画もあった。

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