「遺体と推定されるもの」、潜水艇の破片見つかった海底から回収 米沿岸警備隊
(CNN) 沈没した豪華客船タイタニック号の残骸を見学するツアーの途中で圧壊した潜水艇「タイタン」の破片が見つかった周辺の海底から、「人間の遺体と推定されるもの」が回収された。米沿岸警備隊が28日に明らかにした。
沿岸警備隊は報道向けの発表の中で、これらの遺体をタイタンの「残骸の内側で」回収したと述べた。約1週間前、当局はタイタンが北大西洋の深海で圧壊し、搭乗していた5人全員が死亡したと断定していた。
遺体と推定されるものについては、今後米国の医療の専門家が分析に当たると、沿岸警備隊は説明した。
28日には、タイタンの大型の破片がカナダ沿岸警備隊の桟橋に陸揚げされた。陸揚げに携わった企業の発表や作業現場の画像から明らかになった。
タイタンの尾部などの破片は22日、水深4000メートルの海底に沈むタイタニック号の船首から約500メートル離れたところで探査機によって発見された。米沿岸警備隊が明らかにしていた。