中国国際航空機でエンジン火災、着陸後に全員脱出 シンガポール・チャンギ空港
(CNN) シンガポールのチャンギ国際空港へ向かっていた中国国際航空機でエンジン火災が発生し、着陸後に乗客乗員が全員避難した。空港は3時間にわたって閉鎖された。
シンガポール当局の発表によると、同機は10日に乗客146人、乗員9人を乗せて中国の成都を出発し、チャンギ空港には午後4時15分に着陸した。
全員がただちに脱出し、左エンジンで起きたとされる火災は約10分後に鎮火した。乗客9人が煙を吸ったり、脱出時にすり傷を負ったりしたが、いずれも軽傷だった。
SNSに投稿された映像には、火災が続くなかで脱出スライドに飛び乗る乗客らの姿や、煙が立ち込めた客室内の光景が映っている。
客室内に立ち込める煙/@wenyu_li73777/Twitter
チャンギ空港がSNSのX(旧ツイッター)で発表したところによると、前方の貨物室とトイレから煙が出た。詳しい原因について調査が進められている。
中国では昨年3月、雲南省の昆明から広東省の広州へ向かっていた中国東方航空機が墜落し、乗客乗員132人が全員死亡する事故があった。