マクドナルド、「5ドルメニュー」を公表 インフレ意識し
ニューヨーク(CNN) 米マクドナルドは23日までに、インフレに襲われ財布のひもを締める顧客の呼び戻しを狙った期間限定の「5ドル(約800円)メニュー」の内容を公表した。
市場では以前から予想されていた新企画で、今月25日から米国内の系列店で始める。メニューは、マックダブルあるいはマックチキンサンドイッチ、小さめのマックフライポテト、4個のナゲットに少量のドリンクの内容となっている。
米ファストフード業界では節約志向が深まる顧客の取り込むを狙う戦術を相次いで打ち出しており、同業界のバーガーキングやウェンディーズも類似のメニューを導入。スターバックスも手頃な値段の商品を売り出した。
マクドナルドの今回の5ドルメニューは、自社の商品がファストフード商品の値上がりの象徴とみられ、非常に高すぎるとの米社会の一部の受け止め方への対抗策ともなっている。
同社のアーリンガー社長は先に公式サイトに公開書簡を載せ、SNS上で流れているこれら情報は不正確とも反論。2019年のビッグマックの値段に言及し、現在は大幅に上昇していないなどと説明していた。