米国男性、行方不明者検索サイトで自分を発見 生みの親見つける
(CNN) フィラデルフィア在住のソフトウエア販売員、スティーブ・カーターさん(35)は1年以上前、米国で行方不明になっている子どもの検索サイトで、偶然、自分自身を発見した。
カーターさんは4歳の時にホノルルの児童養護施設から養子として引き取られた。その後、結婚し、自分の子どもを持とうと考えた時、カーターさんは自分のルーツをもっと深く知りたいと考えるようになった。
そんな折、あるアトランタ在住の女性が行方不明の子どもの検索サイトで自分の赤ん坊の頃の写真を発見し、自分が生まれた直後にある女性に誘拐されたことを知り、今年1月に血縁者との再会を果たしたという記事を読んだ。
カーターさんは、勘を頼りにあるサイトを検索したところ、幼少期の自分の写真からエイジ・プログレッション(経年人相画)技術を駆使して作られた写真を発見。早速、ホノルル警察に連絡し、調査を依頼した。
そしてDNA検査の結果、生まれた時に付けられた名前など、これまで不明だった人生の断片が明らかになった。
カーターさんの実の父親は30年以上前、母親がカーターさんを散歩に連れ出したまま戻らなかったため、失踪届を出していた。カーターさんは、母親が自分をハワイの児童養護施設に預けたと考えている。父親は現在2人の娘とともにカリフォルニアに住んでおり、母親の所在は不明だという。
カーターさんは、新たに発見された血縁の親戚とはまだ電話でしか話していないが、いずれ会うつもりだという。また、失踪届が出されてからハワイの施設に預けられるまでの3週間に何があったかも明らかにしたいと語った。